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籠の中籠の中
オタク臭満載不定期ブログ。 ネタバレ大全開。
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7月26日って文次郎の日


ですよね。

文月26 もんじろう




ということでココでは間に合わなかったんですが別のトコで大急ぎでお祝いしました。



遅くなりましたがこっちでも記念に^^

時間で来たらSSサルベージ部屋にうつしまーす。




文次郎総受けです。


6年×文

&鉢 三木 団

の計8人の8つのお題から成り立ってます。


以上大丈夫な方は続きからどうぞー



お題配布元:恋したくなるお題さまから



恋したくなるお題





睨まれた。

しかしながら何もないのにガンつけられ喧嘩に発展するのは日常茶飯事なため、本人達はおろか周りも誰も気にしてはいなかった。

「…んだよ、潮江…。」

留三郎も睨み返した。言うまでもなくその視線の先には文次郎。


「…納得いかねぇ!!」

そう一言言うとズンズンこちらに向かって歩いてくる。

拳が飛んでくるか、それとも蹴りか?

一瞬身構えた留三郎をよそに、文次郎は留三郎の目の前で止まる。

じっと睨みつけそのままぐぐぐと顔を近づけた。


「!!!??おい?なんなんだ?」

鼻と鼻がぶつかるかというくらいにまで近づかれる。
思わず一歩さがったがその分詰め寄られたため意味はなかった。

しばらくの沈黙…。

そして一言。

「お前の方が高いとかありえねぇ…。」

「は?」

そういわれてふと視線を下に移すと…

つま先をあげて背伸びをしている文次郎の足が目に入る。

もう一度視線を目の前に戻すと眉を寄せた文次郎の顔が目の前にあった。

「お前…」

「なんだよ…。」





「ばかじゃねぇの!?」


すぐ目の前にある体を思い切り抱き締めた。






1、無防備にも程がある(食満留三郎)






塹壕がある、とは思っていた。

地面にポカリとあいた穴を見て、4年の穴掘り小僧か、はたまた不運委員長がまた落ちたのか、それとも…

と思い何気なく近づけば、穴からふいににょろりと手だけが伸びて…



思いっきり引き込まれた。


「うわあああああ!!??」

「いらっしゃーい!もんじ!!」


暗い穴の中、顔中を泥だらけにしてそこにいたのは、

「こへいた!!てめー、何考えてんだ!!」

体育委員長、七松小平太その人。


「え?そこにもんじがいたから。」

「なんだその『そこに山があったから』的な答えは!!」

文次郎はため息ををひとつつくと、穴から出ようと手をかける、が

その手は後ろから伸びてきた手に阻止される。

「おい…。」

「もうちょっとここにいろよー。涼しいぞ、ここ。」

にこにこと他意のない笑顔で言われれば怒る気も萎えてくる。

確かに穴の中はひんやりと涼しかった。


頭をかくとどかりと穴の中に座り込む。

するとニマリといたずらが成功した子どものように小平太の顔が輝く。


「そうこなくっちゃ!もんじは私のお願い聞いてくれるから大好きだ!」


2、悪意無きイタズラ(七松小平太)









学園一ギンギンに忍者している先輩


という異名に興味があって近づいたのが最初。




「はちやぁぁぁぁぁぁぁ!!!!どこいったぁーーーーーーーーーーー!!!!!」

学園中に聞こえるんじゃないかというくらいの怒声が響く。


自然と顔がにやつくのが隣にいた親友にもわかったのか軽く窘められた。

「三郎…。またなんかやらかしたんでしょ?最近潮江先輩に対するいたずら多くない?」

「んー、まぁな。だってあの人おもしろいし。」

にやにや笑う私を見て雷蔵が肩を竦めた。


「まったく…」


3、幼稚な気の引き方!(鉢屋三郎)








きかっけは、というと今でも鮮明に覚えている。

あれは私が1年であの人は3年生。


本当にたまたま、あの人とサバイバル演習で組んだんだ。
それまであの人のことはあんまり知らなかった。

むしろあんまりいい噂を聞かなかったからちょっと怖かったくらいで…。

だから、

だからそんなおっかない先輩が

『田村・・・お前やるなぁ!』


って笑うもんだから、


私はその笑顔が忘れられなくて、


会計委員に入った、だなんて



そんな風に言ったらあなたは怒りますか?潮江先輩。



私はずっとあなたを追いかけています。






4、昨日よりも想える自信 (田村三木ヱ門)







「私の隣に相応しいのはお前しかいないと思っている。」

「なんだ藪から某に…。何を言おうが予算は上げんぞ。」

「阿呆め。そんな話ではない。」


「じゃあ、なんだ。」


「…言わん。」

「そこまで言っといてなんだよそれ!」




つまりだ文次郎よ。

お前は私に釣り合う最高の男だと言いたいのだよ。



とは本人の前では言わんがな。







5、惚れた欲目を差し引いても (立花仙蔵)







風の通る縁側でじっと書物に目を通しているとふいに後ろに気配を感じた。


長次が視線だけをちらりと移すとそこには文次郎の姿。



「よう、長次。何読んでるんだ?」


軽く文次郎が聞くと、何か思いついたように長次がほんのわずかに目を見開く。

文次郎は首をかしげ長次に近づいた。


「なんだ?」


「……」

ぼそぼそと長次が呟くが聞き取れなかったのか更に文次郎が近づく。

それでも聞こえなかったため、文次郎は仕方なくしゃがみこみ長次の顔の目の前まで近づく。

すると長次は文次郎の肩を掴んで引き寄せた。


「うわっ!」

バランスを崩した文次郎は長次によりかかる形になる。



長次は目の前にある文次郎の耳に唇を寄せた。


「秘密、だ。」


「!?」


耳元で発せられた呟きにぞわりと体中に鳥肌が立ち、文次郎は勢いよく長次から離れる。


口角の端をわずかにあげて長次は呟く。


「聞きたければ…今夜、こい。」




「…!バカタレィ!!!!」







6、そっと耳打ち(中在家長次)









真夜中の会計委員会の部屋にポツポツと算盤の音が響いた。


ろうそくの明かりだけがぽつんと浮かぶその部屋には団蔵と文次郎の二人しかいなかった。





算盤の音が響く。



「あの…」


「…」


「あの…あとはもう僕の帳簿だけなんで潮江先輩ももう戻ってください。僕は大丈夫です。火の後始末はちゃんとやりますから…。」


「バカタレ。くだらん心配してる暇があるならさっさとその帳簿を仕上げろ。」




「はい…!!」




また算盤を弾く音だけが響く。


じりじりと蝋燭が減っていき、短くなる。ちらりと横目で蝋燭を見た団蔵は随分と短くなってしまった蝋燭にため息を吐く。


取り替えなければ消える…。


そこまで時間がかかっているという事実をつきつけられたようで、なんとも言えない気分になった。

すると文次郎は無言で立ち上がり、新しい蝋燭を取り出すと、短くなった蝋燭から火を取り、移し変える。


団蔵は長くなった蝋燭をじっと見つめた。


「おい、団蔵。」


「…は、はははい!」



「最後まで頑張れ。」






「…はい!!」



蝋燭がジリジリと音を立てた。






7、僕を待つ灯火(加藤団蔵)










あの潮江文次郎が風邪を引いた。



「まさに鬼の霍乱だね。」

「うるへーよ。」


伊作の言葉に文次郎はうっとうしそうに布団の中で寝返りを打った。



「まさか文次郎が夏風邪引くとは…。ちゃんと寝てる?夏は栄養のあるものをしっかりとって水分も取らなきゃ!鍛錬もほどほどにしなきゃ駄目!それから…」


「わかった…。わかったから静かにしてくれ…頭に響く。」


顔を青くして文次郎が布団の中に頭までもぐりこんだのを見てさすがに伊作も「ごめんごめん」と謝った。



「あ、文次郎。食堂のおばちゃんにおかゆ作ってもらったんだけど食べれそう?てか起きるのも結構しんどそうだね。」


「…。腹は減ってるような気はするが、正直起きるのが億劫だ…。」


本気でしんどそうに唸る文次郎を見て、伊作は汗で額に髪の毛が張り付いているのをかきあげてやる。

額があらわになり、伊作はそこに手のひらを押し付けた。

「気持ちいい?さっき水触ったから冷たいでしょ?」

「…ん。」


手のひらの温度が本当に心地よかったのか文次郎は伊作の手のひらに擦り寄るようにして首を傾ける。


普段なら絶対にみれない甘えた姿に、伊作は笑みを零して何度も文次郎の額を撫でる。


「なんかかわいいなぁ。」

「寝言は寝て言え。」


うふふと笑うと、あ、そうだ~と声をあげる。






8、食べさせてあげようか?(善法寺伊作)





でした!
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